日々のこととか、小説の進捗状況とか。
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BASARAの更新の為に日付を打ち込んで、初めて気付くというorz
まあ、ポッキー食べないんで関係ありませんが ね ! (屑)
……なんか、ポッキーネタとかやればいいんだろうか。
どうでもいいですがボーカロイドにうっかりハマりそうです。
ニコ動に投稿している作曲家さんはクオリティ高い人多いww
ミクの声は割と好きだなー。
カイトは……あの、うん……好きな人、使ってる人ごめんなさい。
ビジュアルは好みなんですが(笑)
個人的に、まだ声は聞いてませんが、リンレン気になるところ。
しかし……ボカロ……。
管理人は確実に、某絵サイトの管理人さまに影響されすぎだと思う。
唐突ですが、ブログに小話とか書けば面白くなるかな、と思って書いてみた。
突発的に思いついたポッキーネタ。……ポッキーネタ?
SN2の連載設定で、時間軸は今連載書いてる部分のかなり後ろ。フライング万歳ですが、すいません、レナードさんを出してみたかった(真顔)。
ヤマなしオチなしイミなし。
まあ、ポッキー食べないんで関係ありませんが ね ! (屑)
……なんか、ポッキーネタとかやればいいんだろうか。
どうでもいいですがボーカロイドにうっかりハマりそうです。
ニコ動に投稿している作曲家さんはクオリティ高い人多いww
ミクの声は割と好きだなー。
カイトは……あの、うん……好きな人、使ってる人ごめんなさい。
ビジュアルは好みなんですが(笑)
個人的に、まだ声は聞いてませんが、リンレン気になるところ。
しかし……ボカロ……。
管理人は確実に、某絵サイトの管理人さまに影響されすぎだと思う。
唐突ですが、ブログに小話とか書けば面白くなるかな、と思って書いてみた。
突発的に思いついたポッキーネタ。……ポッキーネタ?
SN2の連載設定で、時間軸は今連載書いてる部分のかなり後ろ。フライング万歳ですが、すいません、レナードさんを出してみたかった(真顔)。
ヤマなしオチなしイミなし。
ネスティとライザーの協力のおかげで、今まで電池切れで無用の産物と化していた携帯が充電できるようになった。
「どれどれー」
充電を終え、未知の機器に興味深々な眼鏡に促されるままに、動作点検を兼ねて久方ぶりに開いてみると、数ヶ月ぶりの携帯の画面は相変わらずだ。てきとーに取った空の写真が待ちうけで、自分でも女子高生らしくないとは思うけど、このスタイルが気に入ってるのだから構わない。
そういえば、召喚された頃、向こうは夏だったはずなんだけど、時間軸ってどうなっているんだろうか。日付表示を見ると11月11日。うわぁ、もう冬なんですか。
ああ、というか。
「ポッキーの日だわぁ……」
「ポッキー?」
眼鏡が「何をワケのわからない事を口走っているんだコイツは」という眼で私を見た。
毎度毎度、ネスティはとりわけ私に対して険のある表情ばかり向ける。しかも、トリスやマグナに向けるものと違って、一切の愛がないタイプの険のある表情だ。別に彼からの愛が欲しいわけではないけど。
「何だそれは」
「あれ、ないの? ポッキー」
「だから何なんだ」
ネスティは、少し苛々しているようだ。
あー、ちょっと待って。と私は携帯を操作する。そういえばコレ、インターネットはどうなってるんだろう。
データフォルダを開くと、写真フォルダの数は相変わらず常軌を逸していた。数ヶ月使ってなかったのに、データ破損とかは一切ないらしい。携帯全般がそれなりに丈夫なのか、この携帯だけ異常に丈夫なのか、使用者が私だからなのか、理由は判別できないけれど。
いつだったかな。確か、新作のポッキーを友達から貰って食べた時、甘党の妹に自慢しようと思って撮った写真があったはずなのに。
「えーっと、確か去年の……、茉莉と一緒にいた時だから……、ああ。これだ」
はい、と携帯の画面を提示する。袋の中から頭半分だけ覗かせたポッキーが三本、これ見よがしにデカデカと映っていた。
「……なんだ、ポルクじゃないかこれは」
「あー、こっちではそう呼ぶのね」
そういえば、エクレアもエクルルとか呼んでいた気がする。
「それで、ポッキーの日というのは?」
知的好奇心旺盛な眼鏡は質問を止めない。質問者っていうのは応答者よりも立場の低いものだというのが常識だけど、ネスティは私に対して常にこうなので、最近ではからかうことすら面倒臭くなってきた。前までは「あらネスティ。頭が高いんじゃないのぉ?」とか何とか、とかく挑発して彼を怒らせていたんだけど、毎度毎度、リアクションに変化がないのがつまらないのよね。
しかし、ポッキーの日に説明を求められても。
「あー、別に特別な日じゃないのよ。1の文字がポッキーのフォルムに似てるからっていう理由で、ポッキー製作会社が利益向上を狙って設けただけ」
「ふぉるむ……?」
「あー、何の英訳。まあつまり、お菓子会社の策略に馬鹿な女の子がきゃーきゃー騒ぎながらハマる日ってわけ」
「相変わらずキツいな」
「生憎、現実主義者なもんで」
私は軽く両手を挙げて、肩を竦めた。
ネスティは若干呆れたような表情を見せたけど、私は彼にだけは、口が辛辣だとか歯に衣着せないだとかは言われたくない。何でかって言うと、私は自分で自覚していてあえて辛辣な語句を選んだ発言をするけど、この眼鏡は頭脳明晰なせいで全く無自覚に辛辣な発言を繰り返すのだ。だからデリカシーがないだの何だの、トリスにぴーぴー泣かれるわけだ。
そのトリスがどうやら帰ってきたらしく、壁一枚挟んだ向こうの廊下からにぎやかな談笑の声が聞こえた。どうやら目的地は私の部屋らしく、眼鏡は若干、ぎこちない表情をする。ほほう、これでも一応、私の事は女扱いしていたわけか。
「ユウキさーん!」
ノックなし。ばたん、と扉が開かれる。
トリス、とルウ、とミニス、とレナード。あら、なんだか不思議な組み合わせ。それはまあともかく、トリスが私とネスティのツーショットを見た瞬間、こちんっと固まったのはどうにも、何ていうか、説明に困る。一応、私と『奴』の仲は仲間内では公認のはずなんだけど、これはあの、眼鏡の予想通り、あらぬ方向に勘違いされていますか。
「え、えと……あの……、ユウキさん、何でネスと……」
「携帯の動作確認。とりあえずお帰り」
ストラップを摘んで、携帯をぶらぶらさせると、トリスはぎこちないながらも一応納得して頷いた。もしかしたら後で、トリスとネスティの間で、一悶着起きるかもしれないけど私は関係ない。
「それで、どうしたの? っていうかみんなでどこ行ってたの?」
「あ、そうそう! あのね、レナードさんから聞いたんだけど、ユウキさん達の世界の暦では、今日はポルク……、じゃなくって、えっと、あれ?」
「ポッキー! もぉ、トリス、何回聞いたら覚えるの?」
ミニスが腰に手を当てて、お姉さんぶって答える。実際はトリスよりかなり年下で背丈も低くて顔立ちもまだ押さないのに、こうしてやり取りを見ていると、どうしたってミニスの方がしっかり者に見えるのは、一重にトリスの修行不足だ。
トリスはそうそう! と両手を打った。
「それ! ポッキーの日!」
「あー……っていうか、レナード、よく暦わかったね」
「俺の腕時計、日付の入ったデジタル式でな」
提示された時計は、あー、なるほど。壊れにくいと巷で評判の、ごっついブランドデジタル時計ね。
「それでね、せっかくだから皆でポルク買って来たの! 苺チョコのやつと、普通のチョコのやつと、ええとあとあと……」
「あー、私、甘いもんは……」
「しょっぱいのもちゃんとあるよ!」
「……じゃあそれ貰うわ」
はい、と手渡されたのは一本のポッキー。うす塩味? いやそれはポテチでしょ。個別包装なんて技術、リィンバウムではまだ発達していないらしい。見れば女の子三人はそれぞれ二つずつ、ポッキーが山ほど入った巨大紙コップ、つまり、映画館なんかでポップコーンが入ってくるような大きさのあれ、そういえば名前なんって言うんだろう、を持っている。
「ネスは?」
トリスの眼は純粋そのもの。
だからこそ、だろう。ネスティはものすごく複雑そうな表情になった。素直に貰うべきか、貶すべきか量りかねている感じ。まあ、貶した段階でトリスとの大喧嘩は目に見えてるけど。
私はサラダ味のポッキーをかじる。
「……貰っとけば?」
「いや、しかし……」
「いいじゃない。こっちには卑劣な策略を張り巡らせる製作会社なんて存在しないんだから」
トリスやミニスは、策略? 会社? と首を傾げた。意味がわからないのは当たり前だろう。レナードは私と違って現実をオブラートに包むことが得意だ。
ただし、それは現実を知らないということではない。
渋々ポッキーを受け取ったネスティを見ながら、レナードが苦笑していた。多分、さっきの私の一言だけで、元警官で洞察力の優れた彼は、私と眼鏡の会話の内容を察したに違いない。私と目が合うと、咥えていた煙草を軽くふかして、口の動きだけで私に言った。
「お前さん、シビアだなぁ」
生憎、現実主義者なもんで。
-------------------
ルウが空気過ぎる。
「どれどれー」
充電を終え、未知の機器に興味深々な眼鏡に促されるままに、動作点検を兼ねて久方ぶりに開いてみると、数ヶ月ぶりの携帯の画面は相変わらずだ。てきとーに取った空の写真が待ちうけで、自分でも女子高生らしくないとは思うけど、このスタイルが気に入ってるのだから構わない。
そういえば、召喚された頃、向こうは夏だったはずなんだけど、時間軸ってどうなっているんだろうか。日付表示を見ると11月11日。うわぁ、もう冬なんですか。
ああ、というか。
「ポッキーの日だわぁ……」
「ポッキー?」
眼鏡が「何をワケのわからない事を口走っているんだコイツは」という眼で私を見た。
毎度毎度、ネスティはとりわけ私に対して険のある表情ばかり向ける。しかも、トリスやマグナに向けるものと違って、一切の愛がないタイプの険のある表情だ。別に彼からの愛が欲しいわけではないけど。
「何だそれは」
「あれ、ないの? ポッキー」
「だから何なんだ」
ネスティは、少し苛々しているようだ。
あー、ちょっと待って。と私は携帯を操作する。そういえばコレ、インターネットはどうなってるんだろう。
データフォルダを開くと、写真フォルダの数は相変わらず常軌を逸していた。数ヶ月使ってなかったのに、データ破損とかは一切ないらしい。携帯全般がそれなりに丈夫なのか、この携帯だけ異常に丈夫なのか、使用者が私だからなのか、理由は判別できないけれど。
いつだったかな。確か、新作のポッキーを友達から貰って食べた時、甘党の妹に自慢しようと思って撮った写真があったはずなのに。
「えーっと、確か去年の……、茉莉と一緒にいた時だから……、ああ。これだ」
はい、と携帯の画面を提示する。袋の中から頭半分だけ覗かせたポッキーが三本、これ見よがしにデカデカと映っていた。
「……なんだ、ポルクじゃないかこれは」
「あー、こっちではそう呼ぶのね」
そういえば、エクレアもエクルルとか呼んでいた気がする。
「それで、ポッキーの日というのは?」
知的好奇心旺盛な眼鏡は質問を止めない。質問者っていうのは応答者よりも立場の低いものだというのが常識だけど、ネスティは私に対して常にこうなので、最近ではからかうことすら面倒臭くなってきた。前までは「あらネスティ。頭が高いんじゃないのぉ?」とか何とか、とかく挑発して彼を怒らせていたんだけど、毎度毎度、リアクションに変化がないのがつまらないのよね。
しかし、ポッキーの日に説明を求められても。
「あー、別に特別な日じゃないのよ。1の文字がポッキーのフォルムに似てるからっていう理由で、ポッキー製作会社が利益向上を狙って設けただけ」
「ふぉるむ……?」
「あー、何の英訳。まあつまり、お菓子会社の策略に馬鹿な女の子がきゃーきゃー騒ぎながらハマる日ってわけ」
「相変わらずキツいな」
「生憎、現実主義者なもんで」
私は軽く両手を挙げて、肩を竦めた。
ネスティは若干呆れたような表情を見せたけど、私は彼にだけは、口が辛辣だとか歯に衣着せないだとかは言われたくない。何でかって言うと、私は自分で自覚していてあえて辛辣な語句を選んだ発言をするけど、この眼鏡は頭脳明晰なせいで全く無自覚に辛辣な発言を繰り返すのだ。だからデリカシーがないだの何だの、トリスにぴーぴー泣かれるわけだ。
そのトリスがどうやら帰ってきたらしく、壁一枚挟んだ向こうの廊下からにぎやかな談笑の声が聞こえた。どうやら目的地は私の部屋らしく、眼鏡は若干、ぎこちない表情をする。ほほう、これでも一応、私の事は女扱いしていたわけか。
「ユウキさーん!」
ノックなし。ばたん、と扉が開かれる。
トリス、とルウ、とミニス、とレナード。あら、なんだか不思議な組み合わせ。それはまあともかく、トリスが私とネスティのツーショットを見た瞬間、こちんっと固まったのはどうにも、何ていうか、説明に困る。一応、私と『奴』の仲は仲間内では公認のはずなんだけど、これはあの、眼鏡の予想通り、あらぬ方向に勘違いされていますか。
「え、えと……あの……、ユウキさん、何でネスと……」
「携帯の動作確認。とりあえずお帰り」
ストラップを摘んで、携帯をぶらぶらさせると、トリスはぎこちないながらも一応納得して頷いた。もしかしたら後で、トリスとネスティの間で、一悶着起きるかもしれないけど私は関係ない。
「それで、どうしたの? っていうかみんなでどこ行ってたの?」
「あ、そうそう! あのね、レナードさんから聞いたんだけど、ユウキさん達の世界の暦では、今日はポルク……、じゃなくって、えっと、あれ?」
「ポッキー! もぉ、トリス、何回聞いたら覚えるの?」
ミニスが腰に手を当てて、お姉さんぶって答える。実際はトリスよりかなり年下で背丈も低くて顔立ちもまだ押さないのに、こうしてやり取りを見ていると、どうしたってミニスの方がしっかり者に見えるのは、一重にトリスの修行不足だ。
トリスはそうそう! と両手を打った。
「それ! ポッキーの日!」
「あー……っていうか、レナード、よく暦わかったね」
「俺の腕時計、日付の入ったデジタル式でな」
提示された時計は、あー、なるほど。壊れにくいと巷で評判の、ごっついブランドデジタル時計ね。
「それでね、せっかくだから皆でポルク買って来たの! 苺チョコのやつと、普通のチョコのやつと、ええとあとあと……」
「あー、私、甘いもんは……」
「しょっぱいのもちゃんとあるよ!」
「……じゃあそれ貰うわ」
はい、と手渡されたのは一本のポッキー。うす塩味? いやそれはポテチでしょ。個別包装なんて技術、リィンバウムではまだ発達していないらしい。見れば女の子三人はそれぞれ二つずつ、ポッキーが山ほど入った巨大紙コップ、つまり、映画館なんかでポップコーンが入ってくるような大きさのあれ、そういえば名前なんって言うんだろう、を持っている。
「ネスは?」
トリスの眼は純粋そのもの。
だからこそ、だろう。ネスティはものすごく複雑そうな表情になった。素直に貰うべきか、貶すべきか量りかねている感じ。まあ、貶した段階でトリスとの大喧嘩は目に見えてるけど。
私はサラダ味のポッキーをかじる。
「……貰っとけば?」
「いや、しかし……」
「いいじゃない。こっちには卑劣な策略を張り巡らせる製作会社なんて存在しないんだから」
トリスやミニスは、策略? 会社? と首を傾げた。意味がわからないのは当たり前だろう。レナードは私と違って現実をオブラートに包むことが得意だ。
ただし、それは現実を知らないということではない。
渋々ポッキーを受け取ったネスティを見ながら、レナードが苦笑していた。多分、さっきの私の一言だけで、元警官で洞察力の優れた彼は、私と眼鏡の会話の内容を察したに違いない。私と目が合うと、咥えていた煙草を軽くふかして、口の動きだけで私に言った。
「お前さん、シビアだなぁ」
生憎、現実主義者なもんで。
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ルウが空気過ぎる。
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